日本カイロプラクテックセンター阿佐ヶ谷
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〜背骨のお話〜

改めましてこんにちわ。またまた少しばかりお話をさせて頂くことになりました、徒手医学研究所の吉田です。
今回のお話は一応私の得意分野であるところの背骨のお話をしてみたいと思います。
なぜ背骨かって? 私はカイロプラクターーとスポーツトレーナーを生業としておりますが、活動の一環として学会の研究活動にも携わっております。その活動を通じて得た内容を独断と偏見に満ちた切り口で考察していきたいと思います。

背骨とは一体何者なのでしょう。
我々は生まれてこのかた背骨によって体を支えられ、脳を容れた頭蓋を支えられ、脊髄を保護し、そしてダイナミックな運動を支えるための基盤としてこの背骨に頼ってきました。背骨の機能としては機械的、物理的な機能は比較的クローズアップされて来ており皆様もよーくご存知だと思います。
機能的な部分、これもバイオメカニクス的な分野は日本ではかなり進んでいます。しかし解明されていない分野は探ればまだまだあるもので、それは脊髄神経の動作学というべきか、脳脊髄液論とでも云うべきか、脊柱の動きに伴う脊髄硬膜と脊髄及び脳脊髄液の動きと働きについての分野です。これまでにも研究されてはいますが、大切な割にはあまり陽の目を見ない分野なので敢えてここにスポットを当ててみたいと思います。

突然ですがイルカの腰って何処なんでしょう?。
人の腰は背中の下の方、ということになります。動きとして見ると、背中も腰も屈曲、伸展は大きく出来ますが、側屈、回旋を大きく出来るのは腰です。頚なんかはもっと大きく動いちゃいます。イルカの場合は大きい屈曲と伸展を背骨全体で行って、側屈もしますがあまり激しい回旋運動はしていません。
人の場合結構明確な区分で頚、背中、腰と分かりますが(人間だから分かって当たり前のような気もするが。)クジラやイルカの場合動きとしての明確な区分はあるのでしょうか。解剖上の区分は明らかです。しかしクジラやイルカの腰は人のように側屈したり回旋しているかというとどうも人ほどでは無いようです。
どうしてこんな下らないことをぐだぐだ書いているかというと、実は脳や神経にとってはかなり大事なことなのです。脳及び脊髄神経は全体を硬膜に覆われ保護されています。その硬膜の間や内側には脳や脊髄を栄養する動脈が分布しています。しかしこの血管、ほかの組織のように脳や神経の中に直接わしわし分け入って神経細胞に栄養や酸素を与えるかというとそうではないのですね。脳や脊髄に直接触れているのは、いわゆる脳脊髄液なのです。

ところで血管は心臓から出て各器官を巡り再び心臓へ戻り循環します。
そう血管ははじめからポンプ付きなのです。じゃ脳脊髄液は?というと、さてどうやって流れているのでしょう。これはまだ科学的根拠をつけては未だにはっきりとは分かってないようです。脳脊髄液が出来る所は脳室脈絡組織、出て行く所はくも膜顆粒と分かっていますが、その間どうやって、どのように移動するのか?。
これは理論的考察によると、呼吸、腹圧による脊柱の屈曲伸展によるもの、歩行運動等による仙骨のうなづき運動、そして先ほどイルカと比較した、腰、頚の捻りといったものが挙げられます。
ここでちょっとだけホースを思い出して下さい。ホースを縦にして下の方を塞ぎ、中に水を満たします。例えばここで塞いだ下の方を持ち上げホースを曲げてみましょう。曲がることによりホースの内径は狭くなり水は溢れるでしょう。またホースを縦にしたままぎゅうーっと捻ってみましょう。これでも水は溢れるでしょう。心臓のようなポンプを持たない脳室系の脳脊髄液はおそらくはこのように動いていると云われます。
イルカの場合、人のように体幹を捻ることが得意でない代りに、常に体躯を屈曲伸展させながら泳ぎつづけ、人はと言うとイルカの真似はあまり出来ない代わりに、基本動作である「歩行」によって体を捻りホースに当たる脊髄硬膜をそれぞれ動かし、神経細胞に栄養と酸素を送っているのですね。人の体って本当によく出来てますよね、凄いですねー。
と言った所で今月のあまり役に立たないお話はこの辺で、(何かのアイディア、ヒントになれば幸いです)
それではまた。

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