日本カイロプラクテックセンター阿佐ヶ谷
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〜“診”のお話〜

思い遣ること
ようやく寒い冬もおわりやっと暖かくなったなあと思っていたらもう突然“あぢぃ”となり今度はまもなく“ジメジメ”の季節になってしまいます。この号が出るころまでは私にとっては一番いい季節なので、ここぞとばかり十分に初夏を味わわなくてはと思いつつなかなか遊びにも行けず、窓の外を指をくわえて眺めるだけの口惜しい日々が続いておりますが、皆さんはいかがでしょうか?なに?沖縄?北海道?サイパン?パラオ?タヒチ?西海岸?アラスカ?アフリカ?(自分が行きたいところばっかし)一週間も?…メラメラ(怒りの炎と羨ましい光線)
そんなこんなで羨ましい話を聞くばかりの私といえば、この春頃から休みと言うものが二週に一日とか月に一日しかとれていませんでした。というのも、身内がけがで入院してしまい、世話やら見舞いやらなかなかすることが多く、結構はじめのうちは大変なものでかなり長いこと病院に通う事になりました。
このけが人(本当は母親)地元東京ではなく新潟で怪我をして両腕橈骨骨折と右大腿骨開放骨折、下顎骨にひび、切歯はガタガタと、もう本当のフルコースですね。両腕と片足を吊られ、身動きが取れず、あごが痛いのではっきりものを言うこともできず、固形物も噛めない。私、こんな光景はマンガかコントでしか見たことがないと思ってしまうくらい(笑ってしまって本人には申し訳ないが)見事な光景でした。わが母親のことなので親父も私も大笑いでしたね。
1ヶ月ほどして東京の病院に転院したので、この1〜2ヶ月の間に二つの病院を(結構な大病院)つぶさに見ることが出来ましたが、そこで少し感じたことがありました。それは、なんと言ったら良いんでしょうね、“ホスピタリティ”または“仁”または“思いやり”といった言葉で表現できるでしょうか。

診ること
突然ですが先月号の巻頭の対談を思い出しました。この本に連載されていらっしゃいます橋本先生が対談の中でこんな事をおっしゃっていました。

「…問診もしないような所は逃げ出したほうがいい」

お見事!! 我々の仕事は人をみる仕事ですが、「見る」仕事であり、「観る」仕事であり、また、「看る」仕事であり、そして「診る」仕事である、と常々思うわけです。その一番はじめの要である「問診」を行わないような所は、はっきり言って私も逃げ出しなさいと言いたい。患者さんがドアを開けた瞬間から、「視診」がすでに始まっています。問診表を記入してもらい、更に深く「問診」をして記入していないことを引き出し、更にそこから「聴診」「脈診」「触診」理学検査と進むわけで、我々は「診」てばっかりなのですね。私なんかいつもボーとしてどこ見てんの?とよく言われますが、ただボーッと見ているだけではないのです(仕事中だけはね)。
話が突然飛びましたがそうそう、二つの病院を見比べたという話でした。どちらの病院がよくてどちらがよくない(施設や新しさに大きな隔たりはあったが)と言うことはありませんでした(病院をかばっているわけではない)。が、やはり最終的には人の質と言ったところに落ち着くのでしょう。これだけお昼の番組などで健康ブームが巷を沸かせ、医学界でもインフォームドコンセントが叫ばれ始めて久しいにも拘わらず、医師たちは相変わらずである、と言うことが今回よくわかりました。

疑問その一、なぜ大病院の医師たちは患部をよく見ようとしないのか?
返答−x線で見ているから大丈夫。
疑問その二、なぜ患部に触ろうとしないのか?
返答−触っても治らないから。(患部がバンバンに腫れてんぞー。それでも診ないのか?)
疑問その三、なぜ患者に直接説明をしないのか?(これは医師の義務のはずだ。家族や周りの人間が突っ込んで聞かないと顔を出しにもこない。すべてのカルテやx線の開示を求めても素直に見せないで出し渋りをする。しかも私がその病院の母体大学の教授の知り合いと言うことが分かると態度が一変する)。
返答−なし。(出来るはずがない。)
疑問その四、医師たちは本気で患者の気持ちになって直す気があるのか?
返答−(怖くて質問できなかったので返答なし)

本来「診る」と言う職業は医師の専売特許であった筈。その医師たちが「診る部分」を減らしていったからこそ今の我々の職業が成り立つともいえるのです。故に我々は、「ハーイ、イラッシャイ、どーしました、あっそう。ハイうつ伏せ」(フン、ボキボキ)や、「ハーイ、イラッシャイ、どーしました、あっそう。ハイうつ伏せ」(フン、モミモミ)といったことは避けねばならず、それが患者さんの幸福につながることだと私は信じています。

さあまた橋本先生の検査法の所でも読んで勉強しようーっと。
ではまた。

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